長命草(ぼたんぼうふう)

坊津の海岸を歩けばそこらじゅうに生えている草。

セリ科カワラボウフウ属の常緑多年草。


長命草(牡丹防風)と言って、昔から滋養強壮に良いとされている植物です。
ビタミンやミネラル、ポリフェノールやカロテンを多く含み、高い抗酸化作用、排尿促進や血流改善などにも有効なことが現代の医学で証明され、サプリメントなどにも利用されているようです。

坊津では、魚介類に加え、野菜や野草なども豊富にあり食料に困った歴史は無いようです。何もしなくても食べることができれば、のんびりしてしまいがちですが、坊津は古くからの交易拠点でお金を生み出す場所でもあったため、仕事や学問に力を注いだ土地でもあります。ここ出身の医者、政財界の人間が多いのもうなづけますね。


文・写真/岩崎磨紀子

坊津 photojournal

日本古代の海上交通の始点要所として文化技術を日本にもたらした坊津のいま

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